自分に合った通信制高校が選べる!検索のコツを紹介

「中学校は不登校だったのであまり通わないですむ学校に進みたい」「全日制高校ではやりたいことが学べない」など、通信制高校への進学を検討する理由は人によってさまざまです。通信制高校は多く、さまざまな学科やコースがあります。

自分に合ったところを選ぶなら検索サイトを活用すると良いでしょう。ここでは、検索サイトを利用するときにどんなポイントで絞り込めば良いか、どのような注意点があるかなどについて説明します。

1.通信制高校の検索サイトを活用する際の絞り込みのポイントを4つ紹介!

通信制高校は全国にあり、それぞれ特色が異なります。入学して卒業までがんばるなら自分に合った学校を選ぶことが大切ですので、慎重に選びましょう。そこで便利なのが、通信制高校の検索サイトを活用することです。インターネット上にはいくつもの通信制高校を比較・検討できるサイトがありますので、積極的に利用しましょう。

ここでは、検索サイトを使う際のポイントについて説明していきます。

1-1.エリアから選ぶ!遠方の学校でもスクーリングは近くのキャンパスや学習センターに通える

通信制高校を絞り込み検索するときは、気になるエリアから絞るのも1つの方法です。通信制高校には「狭域」と「広域」の2種類があります。狭域の通信制高校は本校がある都道府県とその近隣に住む生徒が対象ですので、遠方にある場合は希望しても残念ながら入学できません。

しかし、広域の通信制高校は全国各地の生徒を対象としています。

また、多くの通信制高校は広域です。田舎に住んでいるので都会にある学校に進学したいという人も、中学時代に学校になじめなかったり不登校だったりして地元の高校には通いたくないという人も、広域であれば遠方でも選べます。

ただし、通信制高校といってもまったく通学しないわけではありません。スクーリングといって、年間20日間は通うことが必要です。しかし、広域の通信制高校は各地にキャンパスや学習センターを設けています。そのため、本校が遠方にあっても、近くのキャンパスや学習センターに通学することが可能です。

なお、登校日は月に1~2日というところもあれば週に1~3日というところもあり、週に5日通学するコース、年に1、2度、数日間から1週間程度の合宿に参加するというコースもあります。事情に合わせて選ぶと良いでしょう。

1-2.やりたいこと学べることから検索!ダンスや音楽、ファッションなどは選択肢は多い

高校で学びたいことがある場合は、「やりたいこと」で絞りこみ検索するのも良いでしょう。通信制高校は普通科を設けていることが多いですが、ダンスや音楽、ファッション、プログラミングなど専門コースを設置しているところもたくさんあります。

将来の夢が明確で、それに向かってがんばりたいという人は、専門技術を早くから学べるメリットがあります。また、勉強はあまり好きではないけれど何か学びたいという人は、興味を持てそうな学科を選ぶと良いでしょう。

専門授業を指導するのは、その道で活躍しているか、かつて活躍した経歴がある人達です。得られるもの、学べるものは多いでしょう。夢に向かって学ぶ同級生の存在は、モチベーションの維持にも役立ちます。

1-3.卒業後の進路を考えて選ぶ

通信制高校に通うとなると、少なからず卒業後が心配という人もいるのではないでしょうか。その場合、卒業後の進路実績を発表している学校を検索して比較するのも1つの方法です。通信制高校によっては、簿記や情報処理、英語関連など社会に出てから役立つ資格の取得に力を入れているところや大学進学に向けたサポートが手厚いところなどもあります。

就職実績が高いところもあるでしょう。高校の卒業後にどうしたいかで選びましょう。

1-4.行事が充実しているところで高校生活を楽しみたい

通信制高校という形であっても、高校生活を楽しみたいという人は、部活動や行事、イベントが充実している通信制高校を検索して選ぶと良いでしょう。入学式はもちろん、遠足や校外学習、学園祭、修学旅行など、全日制高校と同じようにイベントが充実している通信制高校もあります。

通信制高校というと、生徒間の関係性が薄いイメージがあるかもしれません。しかし、行事やイベントが充実している学校を選べば、仲良くなれる機会も多く楽しめるでしょう。ほぼ同じ年齢の生徒が通っている全日制高校とはことなり、通信制高校に通う人の年齢や境遇はさまざまで、普段は働いている人や子育て中の人もいます。

幅広い年齢、経歴のある人と仲良くなることで、視野も広がるでしょう。なお、コミュニケーションに自信がなくて対人関係が苦手だから、イベントや行事には興味がないという人もいるかもしれません。しかし、通信制高校では、ゆっくり関係を築くことができます。

専門コースでは同じ目標に向かって頑張っている生徒が多いため、仲良くなりやすいです。そのため、思い切って行事の多い学校を選んで参加してみるのも良いでしょう。

2.通信制高校を検索して選ぶ際に注意したい2つのポイント

通信制高校に通い始めたものの、続かずに途中で行くのをやめてしまっては意味がありません。

そのため、検索して選ぶ際には注意したい2つのポイントがあります。1つは、費用がいくらかかるのかということです。通信制高校に通うにも、当然ながら費用がかかります。検索して良い学校が見つかっても、経済的な事情から進学は難しいということもあるでしょう。

進学費用を親に出してもらうのであれば、学費を調べてよく相談することが必要です。自分でだす場合も、負担が大きく通えなくなったということのないよう、いくらかかるのかを最初にしっかり把握しておきましょう。また、通信制高校は自学自習が基本です。

しかし、自分で学べといわれても、どうして良いかわからなかったり面倒になってしまったりする人も多いでしょう。そのため、学ぶ意思が強い人以外は、学習が続けられるようなサポート体制が整っている学校を選ぶことが望ましいです。

2-1.通信制高校の費用は公立と私立で大きく異なる

通信制高校にも公立高校と私立高校があります。費用は大きく異なり、公立校の学費は比較的低めです。自治体によって異なりますが、なかには入学金が500円、年額で授業料が1~3万円程度というところもあります。

なお、このほかに実習に必要な教材費などが必要です。

それでも3年間で10万円程度でしょう。一方、私立の通信制高校は公立よりも高いことが一般的です。さらに学校や学科、コースによっても変わります。入学金は2万~5万円、授業料は8000円程度×履修単位数(目安として1年25単位:8000円×25単位で20万円)で、このほかに施設費や教育関連諸費用などが必要です。

通学するのが週に1日なのか5日なのかで教育関連費用や施設設備費用が何十万円も変わってきますので、注意しましょう。ただし、高校に通うと高等学校等就学支援金の支給が受けられます。通信制高校も対象ですので、積極的に利用するとよいでしょう。

2-2.サポート体制が整っていることは重要なポイント

通信制学校は単位制をとっていて、3年間で74単位以上を習得すれば卒業できます。74単位を3年間で割って、1年間に25単位ずつ履修するとスムーズですが、1~2年で多めに履修するといったスタイルでも構いません。

単位を取得するには、レポートの提出、スクーリングへの参加、テストで合格することの3つが必要です。レポートは、自宅で学習して作成する必要があります。しかし、学習の進め方やレポートの作成の方法がわからないということもあり、提出できなかったり遅れがちになったりすることも多いです。

それが学習へのモチベーションの低下につながることもよくあります。そこで、個別相談を実施していたり、メールで問い合わせできたり、インターネットを使ったeラーニングシステムを展開したりなど手厚いサポート体制を整えている学校もあります。

忙しかったり意志が弱かったりして挫折しそうな懸念がある人は、サポートが手厚いところにすると良いでしょう。

3.検索して良い学校が見つかったら資料を請求、説明会に参加して見極めて

インターネットで検索して候補の通信制高校が見つかったら、まずは資料を請求しましょう。検索サイトから簡単に請求できます。また、説明会を開催していますので、実際に参加してどのような雰囲気の学校かを確かめることも大切です。

そのうえで、ここなら学べそうと思えるところを選びましょう。

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